センター試験のシステムと考察

センター試験のシステム

平成30年の受験者数はおよそ58万人です。現役高校生の男女比は52対48というところです。 浪人生はみますと男女比は72対28と女性は浪人をしないというデータがでております。

参加大学について昔は国公立のみでしたが私立大学や短期大学でも採用しています。 受験問題を作成したり受験を学校ごとにおこなう手間と費用がありますのでセンター試験の点数で合否をきめる大学は年々増えております。センター試験の問題は基礎的な問題が広範囲にわたって出題されるので実力が出やすい試験といえますので私立大学も参加するのは理にかなっていると思います。今では試験科目の選択など多種多様にわかれております。
大学数 697大学(国立 82大学,公立 89大学,私立 526大学) 短期大学数 151大学(公立 14短期大学,私立 137短期大学)

2018度の点数と平均点

外国語(200点満点)平均点123

数学(100点満点)数学T平均点33.82
数学(100点満点)数学T・数学A平均点61.91
数学(100点満点)数学U平均点25.97
数学(100点満点)数学U・数学B平均点51.07

国語(200点満点)平均点104.68

理科(50点満点)物理基礎平均点31.32
理科(50点満点)化学基礎平均点30.42
理科(100点満点)物理平均点62.42
理科(100点満点)化学平均点60.57

地理歴史(100点満点)世界史A平均点39.58
地理歴史(100点満点)世界史B平均点67.97
地理歴史(100点満点)日本史A平均点46.19
地理歴史(100点満点)日本史B平均点62.19
地理歴史(100点満点)地理A平均点50.03
地理歴史(100点満点)地理B平均点67.99

総合型(900点満点)5教科7科目文系型552
英語・数学(2科目)・国語・理科(1科目)・地歴公民(2科目)
総合型(900点満点)5教科7科目理系型560
英語・数学(2科目)・国語・理科(2科目)・地歴公民(1科目)
総合型(800点満点)5教科6科目型 496
英語・数学(2科目)・国語・理科(1科目)・地歴公民(1科目)

大学受験は全国大会のスポーツにている。自分ひとりではどのペースでやるか進路のための教科選びなど相談相手が必要になる。進学塾でモチベーションを高め、自宅では定期的に家庭教師に欠点の補習や相談相手としてもいてほしいところ。

平均点からの考察

まずは現実的に60パーセントの正解率が平均になっているのでそこが偏差値50のラインとみていい。 およそ受験勉強をしていなくても4割程度はとれるものなので現役時の早い時期に50パー取れていても安心はできない。むしろこの数字を60、70にしていくのは相当な時間数と安定した学習予定を立てていくしかない。

受験を意識した進学校は学校の授業自体が予備校のようなカリキュラムである為まずは学校の勉強をしっかり習得し復習することになる。学校の先生や進路相談も有効なのですでに学友も同じレベルで意識の高い仲間と思われるので共にやっていけるのは精神的にも気楽になる。

エレベーター式で内申だけよければ同系列の大学に入るの高校でその大学に行くつもりであればその学校の授業だけに集中し高得点を取ることで希望の学部にもいける。しかし授業自体は一般受験を意識した物ではないのでもし他の大学に行くのであれば塾や家庭教師をつけ自身でその学校レベルまで持っていく必要がある、自分ひとりでペースをつくるのは大変困難であり仲間もいないので孤独でもある。 学校の授業が役に立つことが一番の時間の無駄になりやすいので厳しい環境である。

偏差値の高い公立高校であれば大半が一般受験を考えているので環境は悪くはない。しかし学校自体は徹底した私立よりは効率的ではないので進学塾や家庭教師の併用が現実的である。
早い段階で文系理系だけでなく国立にするか私立大学を目指すかで勉強内容や時間配分が大きく変わるので高校3年頭の時点ではおよそ決めておきたいところです。